毎日の会社や子育てで、多くの方が共通して考える
「人を育てること」に対する悩みって多いですよね。
褒めればいいのか、
叱ったらいいのか、
どんな関係性を作ればいいのか悩みは尽きません。
今回は、教育で大切なことは
「○○の気持ち」というテーマでお話しします。
こんな場面はありませんか?
部下がミスをしたり効率の悪い仕事を目にしたとき。
「もっと、こうやってした方がいいよ」と、
ついつい指摘したくなる。
子どもが同じ遊びを何度も繰り返して遊んでいるときに
「もっと有意義で楽しい遊びがあるのではないか」と
言いたくなる気持ちになったり。
この時のポイントこそ「尊敬」です。
アドラーが示す「尊敬」とは
尊敬とは人間の姿をありのままにに見てその人が
唯一無二の存在であることを知る能力のことである。(一部抜粋)
自分の価値観を押し付けずに、自分の目の前にいる人自身に価値をおくことが大切です。
さらに、大変なことは、尊敬の気持ちを持って接したとしても、
相手がころっと態度を変えたり、改めたりするのではないことです。
このときも、
「変わるか変わらないかは、相手が決めること。」
つまり自分ではコントロールできないこととして、人と相手を分けて考えることが重要です。
次に、相手を尊敬する具体的アクションとして、
「相手の関心に関心を寄せる」があります。
例えばこのような場面。
子供たちが「ありの行列をずっと見つめいていた。」
「どんぐりでずっと遊んでいた」
「葉っぱを握り、遊んでいる」
そんな姿を見たときに、
「もっとブランコとか、楽しい遊びをすればいいのに」
なんて思ってしまいますよね。
しかし、その時は、
相手の関心に関心を寄せ、
理解しようとしてみる。
ことが大きなポイントです。
そうしてはじめて、
・自分は、認められていること
・子供扱いされていないこと
・1人の人間として尊敬されていること
これらをを実感するのです。
大人同士でも同じです。
相手がどうしてそのような行動をしているのか、
どんな意図があってそうしているのかを汲み取り、関心を寄せて、
向き合うことから始まります。
まずは、身の回りの人1人でいいので、
どんなことに関心があるのか
探ってみることから始めてみましょう。
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